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1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

  • 村上 春樹
  • 新潮社
  • 2009/05/29
  • ハードカバー ASIN: 4103534222
  • 定価: ¥ 1,890
  • 価格: ¥ 1,890
  • Amazon.co.jpランキング: 193 位
  • おすすめ度:
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  • 1Q84 BOOK 1のレビュー

    2 ハードカバーで読むほどではない

    文庫ならまだしも1890円も出して装飾されたハードで読むほどの内容ではないと思います。

    ポエムのように青豆のことを語るくだりは笑えましたが…
    行間、構成、テンポ、心理描写など、特に突出した部分もありませんでした。
    たぶん、内容は斜め読みで十分理解できると思います。

    挿絵の入ったライトノベルだったら評価は変わっていたかもしれません。

    2 おもしろうて、やがてかなしき・・・

    遅まきながら、言わせてもらいます。

    村上氏の作品は残念ながら「羊をめぐる冒険」しか読んだことはない。
    以後、他の作品をあえて読む気がしなかったからだ。

    1Q84のBOOK1の終わり頃まで読み進んだときに、
    「羊をめぐる冒険」の読中と同様な疑念が湧き上がってきた。それは、
    ”こんな面白い小説がはたして破綻なく収束できるのだろうか?”
    という危惧感だった。で、「羊を・・」の場合はその予想が見事に的中し、
    やっぱりだめだったか、という読後感を残した。

    1Q84の場合はどうか。
    結末を知りたいから当然BOOK2も読んだが、
    やはり破綻したまま終わってしまった。

    いわくありげな登場人物や団体、不思議な生命体など、
    興味深い要素をたくさん出してくるが、
    ばら撒くだけばら撒いて後は読者の皆さんで
    ご自由にご想像くださいと、丸投げしている感じだ。

    A.B.C.D...の各人・各要素がどこでどうつながって行くのか、
    そして何をもたらすのか、
    それを紐解いていくのが小説の基本だと思っている僕には到底納得できない。

    すでにBOOK3も出ているが、1,2であれだけの枚数を使いながら
    完結できないのであれば、もはや3を読む気にもなれない。
    (ハードカバーであの価格だし)。

    本の良し悪しにかかわらず、商業ベースにうまく乗せて
    ベストセラーを意図的に作り出す日本の出版界の姿勢にも問題があると思う。

    1 リタイアしてしまいました・・・

    ダメでした。図書館で長い間予約待ちして、
    ようやく借りられたので、なんとか完読したいと思い頑張りましたが、
    このまま読み続けるのは時間の無駄にしかならないと思い、
    ちょうど半分過ぎたあたりで、リタイアしました。

    『ノルウェイの森』はすごく面白かったので、
    期待してたのですが、
    どうしてだか分りませんが、この作品は無理でした。


    村上さんの作品は『ノルウェイの森』しか読んでいないので、
    たまたま『ノルウェイの森』が良かっただけで、
    もしかして私とは相性が良くない作家なのかもしれません。

    3 何度も読むべき作品なのか?

    何百人もレビューを書いてるので今更書いて意味があるのかなとも思うけど、取りあえず書く。
    (BOOK3まで読み終わってからこのレビューを書いています)

    はっきり言って面白い作品ではない。
    彼の持ち味である多彩な比喩は影をひそめ、人物描写は平板、息をのむような冒険もない。
    物語の前半だから感情移入できない、というわけではないと思う。
    実際に彼の初期の小説は非常に短いものだが、その中の人物たちはとても瑞々しく輝いていた。

    一方でファンタジー色も強いし、性描写も激しい。
    そのために非常に読みにくい小説になっている。
    様々な要素が散りばめられそのひとつ一つの意味するところが
    結びつくことなくばらばらと連なっていく。

    天才村上春樹は一体何がしたかったのだろう?
    あまりに長い作品なので、一度読んだだけで全体像がつかめない。

    もう一度読むべきなのか?
    でも面白くないしなあ。。。と躊躇してしまう。

    そんなこんなで★3つ

    5 村上作品は、不思議だ。

    妻の表現を借りれば、「例え自分自身がどんな精神状態にあっても、読み始めたら彼の独特の世界に没入できる」。僕もその通りだと思う。
    それは面白い小説には全て当てはまりそうでいて、実はそうじゃない。村上作品の場合は、没入の感覚が独特だ。

    その理由を言葉でうまく表現するのは難しいけれど、自分なりに一番しっくりする言い方をすると、「研ぎ澄まされた感性と汚れない好奇心を合わせ持った10代の少年が、卓越した文章力で描いた大人の世界」って感じだろうか。
    人間や物事をとらえる目線は限りなく純粋で、どこまでも瑞々しい。例え話の舞台が汚れた大人の社会であっても、読者は、どこか現実離れした浮遊感に包まれたファンタジーの世界に誘われる。
    読み始めると、ストンと異次元に飛んでしまえるような快感がある。
    以前「海辺のカフカ」で味わったそんな感覚が、本作「1Q84」を読み始めて即座に蘇った。

    ただ、この第一巻を夢中で読了した後で、一つだけ不思議に思うことがあった。
    本作品でも、それぞれの主要登場人物にまつわるかなり過激な性描写が随所に現れる。
    自分には文学を語る資格なんてこれっぽっちも無いけれど、この作品にそれがどれだけ必要な要素なのか、ど〜〜もピンと来ない。
    頭の中で性描写の部分を全て取り除いて全体像をイメージしてみても、作品としての完成度は決して損なわれないような気がするのだが、それはやはり素人の浅はかさか。
    もっとも、それが有るからこそ、この独特の大人のファンタジー感が生み出されるのかもしれないけど。

    (後で皆さんのレビューを見てみれば、やっぱりそうお感じの方が多いのね)

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