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所轄刑事・麻生龍太郎

所轄刑事・麻生龍太郎

  • 柴田 よしき
  • 新潮社
  • 2007/01/30
  • 単行本 ASIN: 4104711020
  • 定価: ¥ 1,575
  • 価格: ¥ 1,575
  • Amazon.co.jpランキング: 329026 位
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  • 所轄刑事・麻生龍太郎のレビュー

    4 ほんのちょっとの手がかりから・・・

    柴田よしきの素晴らしさは、読み進める程にその内容の深さがじわじわ沸いてくる感じでしょうか。
    RIKOシリーズのような派手さはないが、麻生龍太郎というキレ味抜群の刑事(この本では所轄ですが)の過去がよく
    理解できる1冊です。
    ほんのささいな手がかりとも言えないような引っかかりから事件を見抜くその眼力は、RIKOシリーズでの深い闇を
    抱える麻生の若い時代と言われても納得できる素晴らしさですね。
    もちろんこの本単独で読んでもいい作品だと思います。

    4 文庫はつばいは耐えねば。

    購入が遅ればせながら。
    単行本は借りて読み文庫化をひたすら耐えて待つ。

    柴田よしきの作品で読んでいるシリーズは、主に麻生龍太郎が登場するシリーズ。
    警察内部のお話であり、麻生龍太郎の刑事でありながらはみ出しがちな(小説やドラマにありがちなキャラ設定だとは思うけれど)行動やら、台詞やらが興味深いストーリーですよ。
    「所轄刑事」は短編集。
    リンクするシリーズは「RIKO」という女性刑事主役の、女ならではの警察ものに、麻生はおまわりさんは退職していて、私立探偵として活躍してます。
    「聖なる黒夜」ではRIKOシリーズの番外扱いで出ずっぱりのお話です。時間軸はそれぞれバラけてますが。
    手にとって読んだのは「聖なる黒夜」→「RIKO」→「所轄刑事・麻生龍太郎」→「私立探偵・麻生龍太郎」の順でしたが、自分的にぴったりな読み方をしたなと思ってます。勝手に。
    そして!!!
    麻生龍太郎の話に絶対欠かせないのが、山内練。前科あり。しかも無実だったのに暴力的な取調べのため有罪を否定できずに堅気には戻れずあわわわわ。
    同性愛の色は決して多いわけじゃないけれど、二人の関係はそういう意味合いでないと話が筋を通さない。ので、そこが面白いところ。
    けれども。
    二人ともお互いを想っているのに一緒にいられない世界の人をやっているわけで、読んでるこっちはひたすら悶々とするのです。

    解説ではジェンダーに関する云々やらと難しいことを言ってますけど。
    人間の黒い部分をよりいっそう凝縮させた警察噺です。映像化ではカットされそうな場面が多そうな。それはそれ、小説ならではの強味ですよね。

    ちなみに、漫画化をするとしたらば。少女マンガ系では中村明日美子がいい。
    眼力ありのテイストを持ってますよ。
    イメージモデルを考えているけれども。麻生龍太郎だけは思いつかない。
    山内練は中村七之助くん、イカレタ顔つきがはまりそうな。
    麻生の高校時代の先輩、及川純は北村一輝さん。目力ありの役者さん。

    4 若き日の麻生龍太郎!

     東京の下町の新米刑事、麻生龍太郎(決して麻生太郎ではないので注意!)の短篇集。
     彼は、日本剣道界の一流選手でありながら、同時に推理力に溢れた、ちょっとした些細な事から事件解決への道筋を見つける優秀な刑事となった。謙虚で、優しく、でもその内面には自分がゲイで女性に愛情を持てず、執着ということに関して普通の人間とは同じような感覚を持てないという自覚をもつ人物です。
     そんな彼が、新米から少しずつ成長していくに連れて、定年間近の刑事と組んだり、またはキャリア刑事と組んだり、同期の刑事と組んだりしながら事件を解決していきます。
     
     という物語なんですが、柴田よしきファンとしては、この麻生龍太郎刑事は実はおなじみの人物。彼女の傑作「RIKOシリーズ」や「聖なる黒夜」にも麻生龍太郎は出てくるのです。しかも、この作品に出てくる正義の担い手としてでない彼がいるのです。実は、彼の変遷の最初の1ページ目を、この本は示してくれているのです。
     とはいえ、そういう予備知識がなくても、単独でもこの作品は、まだまだ新人刑事ながら将来の天才ぶりを予感させる一人の刑事の物語として十分に佳作な出来となっています。短編集なので強烈なインパクトや、プロットの複雑な物語もありませんが、よくまとまっています。すでにシリーズを読んだ人も、そうでない人も問題なく読める一冊です。
     

    3 聖なる黒夜の麻生はここにいる!

    レビューを読んで、これは文庫になってからで良さそうと思いましたが、つい我慢しきれず買ってしまいました・・・がやはり文庫になってからで良かったです。

    公務員にも警察官にも管理職にもむかない、それでも謎解きに天才的な冴えを見せる、名作「聖なる黒夜」の麻生龍太郎がここにいます。この本は、麻生さんの若年寄り的キャラ故か、作者の執筆年齢による影響か、20代の前半の躍動感や若さそのものに欠ける麻生さんがいます。年齢を書かないでくれたなら、とても20代前半の若者が主人公とは思えない作品連作集です。その他の20代の登場人物は年齢相応に見えるのですが・・・その点で★はマイナス。そして、作品そのものもどれも最後のオチが弱い、と思いました。どれもまとまって読みやすい作品ですが、弱いかな、と。そのうち、花咲さんの警察官時代の作品も読みたいですが、出来たらお得意の長編でお願い致します!そして、ジェットコースターのような興奮度の高いタイプだったら尚嬉しいです(勝手ながら)。必ずハードカバーで買いますので!

    4 さらさらと

    著者の書かれるシリーズの幾つかに顔を出している、麻生の若き日の記録。
    さらさらと生きているように見える彼の、若くて青くて一本線が通っているところがよかったです。
    普通の刑事ものとしても大変楽しめました。

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    • From: 所轄刑事・麻生龍太郎 柴田よしき@BOOKOFFと図書館で、たくさん読書

      人情溢れる下町を奔走する新米刑事・麻生龍太郎、25歳。誰の目にも日の当たる道だけを歩んでいるように映る龍太郎だが、人には明かせない秘密があった…。緑子シリーズの人気キャラの過去が明らかになる連作警察小説。 所轄刑事・麻生龍太郎posted with amazlet on 07.11...

      2007/11/19 00:49

     

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